ショートステイで、看護体制加算を算定できることはご周知のとおりです。
「看護体制加算というくらいだから、当然看取りもできますよね」と考える方がいるかもしれません。
では、看護体制加算を算定している場合は、看取りも行うのか解説して行きたいと思います。
看護体制加算とは
まず、ショートステイの看護体制加算について軽く触れておきましょう。
看護体制加算を算定するために必要最低限の条件としまして、正看護師を1以上配置しなくてはなりません。
まず、看護体制加算を算定するかどうか以前に、正看護師さんを見つけることが困難です。
ただでさえ病院でも、人手不足の中ショートステイで働いていただける正看護師さんを見つけることは困難を極めます。
かといって、加算を算定するために、給与を上げてしまいますと、小規模な単独型のショートステイの場合は、加算を算定したとしても、ペイできなくなってしまいます。
看取りを行う以前に、まず、看護体制加算を算定するかどうかについて検討する必要があります。
ショートステイで看取りをするのか
これらのことを踏まえて、無事看護体制加算をショートステイ算定できたと仮定して話を進めます。
ですが、ここでピンと来た方もいるかと思いますが、そもそもショートステイで看取りを行うのか?という疑問が湧きます。
まず、在宅からショートステイに来て、看取られるというのもおかしな話です。
ショートステイは、あくまで短期間利用するための施設で、介護老人福祉施設のように終の住処ではありません。
ですから、看取りを行うことを前提としては考えられていません。
現に、ショートステイでは、看取りに関係する加算は設定されていないことからもそのことがわかると思います。
そもそもショートステイは、看取りができる体制なのか
また、看取りということは、ご利用者様の全身状況も悪化の一途を辿っているということもいえます。
このように身体の状態が悪化していても、看護体制加算を算定して、正看護師が配置されていることから、「医療的な体制が整っているから大丈夫だろう」とい方もいるかも知れません。
ですが、配置されている正看護師さんだけでは、はっきり言って対応できる範囲も限られてしまいます。
看護師さんは、あくまでも医師の指示により処置などを行います。
ですがショートステイの配置医師がそこまで指示などを出すかと言ったらそれはかなり困難であると思います。
まとめ
このように、ショートステイでは、いくら看護体制加算を算定しているからと言って、看取りをおこなうことは、現実的でありませんし、実際に行うことは困難と考えて置いた方がいいでしょう。
